探偵事務所に勤務していた経験をもつ野村雄二が実際に担当した調査の事例を紹介します。守秘義務があるので個人が特定できない範囲の情報を掲載しています。浮気調査や個人調査を考えている人の参考になれば幸いです。
調査の概要
外国籍の彼氏と交際中の女性が、彼の帰国にともなって交際を続けるかどうか悩んでいるとのこと。最終的には結婚したいが、彼は自分に対して本気なのかどうか知りたいため、結婚調査を依頼してきました。
彼の素行調査を行って、他に女性がいないか、彼女との交際が真剣であるかなどを確認する。
依頼主の年齢：29歳
依頼主の性別：女性
総調査期間：6日間
料金：48万円
相談内容
外国籍の彼氏とは半年間の交際。依頼者の女性は、結婚を考えてつきあっているが、彼氏は就労ビザが切れれば一旦帰国しなければならない。それまでに彼氏はプロポーズしたい様子だが、答えに迷っているとのこと。
彼は外国人であるせいか、陽気で友人が多すぎるくらいで、毎日仕事が終わると職場や地域の人に呼ばれて飲みにいっている様子。自宅でのパーティーも頻繁で、そのたびに男女問わず友人が集まっている。
依頼者の女性は、交際していることは間違いないが、自分は友人の中の1人で、真剣なつきあいではないかもしれないと思いはじめたようです。
彼と2人で会う時間は週末のみで、短時間であることが多く、あとは友人たちと一緒にいるか、パーティーに皆と同席するくらい。彼が友人以上の女性がほかにいてもおかしくないため、結婚調査をしてほしいという相談です。
調査内容
彼氏を6日間にわたって調査し、仕事外の時間に絞って交友関係を調べました。女性の言葉どおり、交友関係はとにかく広く、陽気な性格のためか、仕事帰りの帰宅途中でも飲食店の主人に声をかけらては店に入るという状態でした。
週末は2日間、1日中友人たちとパーティーをして食べて飲み、会話を楽しんでいる様子で、1人でいる時間はほとんどないほどでした。しかし、調査期間をとおして、特定の女性とだけ一緒にいることはなく、他に交際している女性はいないと判断できました。
依頼者の女性には、素行調査のすべてを報告しました。彼の交友関係の広さは、友人としてのつきあいの広さであり、恋人は他にいないということで、調査結果に納得していただきました。
調査を終えての感想
外国籍の方であれば、こういった交友関係の広さは通常の文化なのでしょう。性格が明るく、誰にでも人気がある方なので、依頼者の女性にはそれが不安要素になったのかもしれません。
こうした調査では、調査費用のほかに飲食費なども料金に加算されることがあります。店内での会話の内容や、誰と一緒に飲んでいるかなどは、その場に行かなければ知りえないことです。
浮気調査や結婚調査で、本当に大切な会話情報は、大衆の中で得られることがあります。
記事の担当
探偵事務所 元調査員：野村雄二
大学卒業後に警備会社に就職。その後大手の探偵事務所に転職し、調査員として300件以上の浮気調査、企業調査、素行調査、結婚調査などを担当。探偵として一人一人のお悩みに向き合いながら、多くの調査をして相談者を解決に導く。10年以上に渡って勤務し、現在はその経験を活かして探偵に関する情報提供やコンサルティング、ライティングなどに従事している。2016年から探偵ポータルの編集長として探偵に関する記事を担当している。
