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独身女性が盗撮されているかどうかを探偵に調査してもらった体験談

最終更新日:

浮気調査の様子

探偵事務所に勤務していた経験をもつ野村雄二が実際に担当した調査の事例を紹介します。守秘義務があるので個人が特定できない範囲の情報を掲載しています。浮気調査や個人調査を考えている人の参考になれば幸いです。

調査の概要

自宅アパートの部屋の中を誰かにのぞかれているため、調査してほしいという依頼。依頼者の女性の許可を得て、特殊機材をレンタルし、室内を撮影して不審な点がないか調査する。
依頼主の年齢:24歳
依頼主の性別:女性
総調査期間:3日間
料金:18万円

相談内容

独身の女性が仕事で転居したアパートに住みはじめたところ、半年ほど経ってから部屋の中で誰かの気配を感じ始めたとのこと。当然、部屋には鍵がかかっており、セキュリティー面では安全を保っているが、誰かにのぞかれている感じがするということ。

さらに、帰宅すると部屋の中に置いてあった衣類の位置が変わっていたり、テレビのリモコンやパソコンの電源が入っていることもある。明らかに誰かが侵入しているので、調べてほしいという相談でした。

周囲で私生活を知っていることを暗示するような人物がいるかたずねましたが、該当するような人はいないという返答。アパートの管理人も鍵を付け替えるようアドバイスしていたようです。

調査内容

女性が留守中の部屋の様子を調べるため、許可を得て機材を設置し、3日間撮影して室内の状態を見ていました。しかし、部屋の中の様子はまったく変わらず、誰かが侵入している形跡はまったくありませんでした。

それにも関わらず、女性は帰宅したあとで調査員に連絡し、「部屋の中のエアコンの状態がおかしい。部屋の中のDVDレコーダーのスイッチが入っている。」と言ってきました。

女性は納得せず、もっと詳しくきちんと調べてほしいと訴えてきたため、調査員が盗聴調査を実施。部屋の中をくまなく調べていきましたが、こちらも反応がなく、異常はみられませんでした。

同時にアパートの管理人にも聞き込みをしたところ、「女性が被害妄想で、いつも何らかのトラブルにあっている」などと訴えてくることがわかりました。

調査員は女性に対し、調査結果をもとに事実を報告し、調査を終了しました。

調査を終えての感想

こういった結果の出ない調査は多数あり、依頼者の被害妄想から、調べてほしいという案件が存在します。対応はしますが、何も結果が出ずに調査が終了するために、事実報告をして終了というかたちになります。

また、仕事のストレスによって不安を抱え、情緒が不安定になってしまうと、現実にトラブルにあっていると錯覚して調査を依頼する方もいます。

「心理的に不安定な時に話を聞いてもらう。その時のみの不安を解消する」という目的で探偵事務所に駆け込むので、調査結果が得られないと判断したら、相談の段階でアドバイスをして終了させるケースです。

記事の担当

探偵事務所 元調査員:野村雄二

大学卒業後に警備会社に就職。その後大手の探偵事務所に転職し、調査員として300件以上の浮気調査、企業調査、素行調査、結婚調査などを担当。探偵として一人一人のお悩みに向き合いながら、多くの調査をして相談者を解決に導く。10年以上に渡って勤務し、現在はその経験を活かして探偵に関する情報提供やコンサルティング、ライティングなどに従事している。2016年から探偵ポータルの編集長として探偵に関する記事を担当している。

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