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近所迷惑をしている犯人を見つけるために探偵が調査した結果

最終更新日:

浮気調査の様子

探偵事務所に勤務していた経験をもつ野村雄二が実際に担当した調査の事例を紹介します。守秘義務があるので個人が特定できない範囲の情報を掲載しています。浮気調査や個人調査を考えている人の参考になれば幸いです。

調査の概要

アパートの郵便受けにゴミや不要なチラシなどが入れられ、郵便物が抜き取られているという苦情。実態を調査して、嫌がらせをしている人物を特定する。
依頼主の年齢:43歳
依頼主の性別:男性
総調査期間:3日間
料金:26万円

相談内容

アパートに住んでいる男性から、最近、郵便受けにゴミや不要なチラシが入れられて困っているとの相談を受けました。他の部屋の郵便受けにも販促のチラシが入ってはいるものの、自分のところだけがチラシやゴミであふれかえっている状態。

さらに、郵便物が抜き取られているようで、大切な信書がなくなり、送り主との間で「送った、受け取っていない」と、トラブルになってしまっているとのこと。

依頼者は日中は仕事で不在のため、自分の車が駐車場にない時間帯を狙って、迷惑行為をしているのだろうと感じていたようです。迷惑行為をしている人間を特定し、証拠として残してほしいという依頼。

調査内容

依頼者の男性が仕事で不在の時間に、調査員がアパートの郵便受けを確認し、機材を使って撮影しました。調査1日目は何ら不審な人物が現れず、結果を依頼者に報告しました。

しかし、2日目の調査をしていると、アパートの隣りの部屋から出てきた男性が、依頼者の男性の郵便受けにゴミを投げ入れているのを確認しました。

さらに、夕方近くになって帰って来た男性が、依頼者の男性の郵便受けの中を物色し、封書を持ち去り、そのまま部屋に入っていく様子が確認できました。

迷惑行為を行っていた人物が、隣りの住人であることが特定できたため、依頼者の男性に事実を報告。調査は3日目も続行しましたが、やはり、隣りの住人が前日と同じ行動をしていることが判明。

これをもって、撮影した映像による証拠がとれたため、調査が終了しました。

調査を終えての感想

依頼者の男性は、映像データを警察署にもっていき、被害届を提出。すぐに警察は動き、任意同行して隣人を取り調べたようです。

結果として、男性が盗んだ封書や手紙、自供をもとに窃盗罪が成立し、逮捕されたとのこと。隣人は、依頼者の男性が高級車に乗っているのを見て、嫉妬したからという身勝手な理由でそういった行動に出たと話したそうです。

探偵事務所では、こういった「犯罪とは特定できない刑事事件未満の事案」に対しても調査を行い、依頼者の要望に応えています。

迷惑調査は相手にバレたら最後、犯人は2度と同じ行動をしなくなりますから、やはり隠密での調査力が必要になってきます。

記事の担当

探偵事務所 元調査員:野村雄二

大学卒業後に警備会社に就職。その後大手の探偵事務所に転職し、調査員として300件以上の浮気調査、企業調査、素行調査、結婚調査などを担当。探偵として一人一人のお悩みに向き合いながら、多くの調査をして相談者を解決に導く。10年以上に渡って勤務し、現在はその経験を活かして探偵に関する情報提供やコンサルティング、ライティングなどに従事している。2016年から探偵ポータルの編集長として探偵に関する記事を担当している。

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