探偵事務所に勤務していた経験をもつ野村雄二が実際に担当した調査の事例を紹介します。守秘義務があるので個人が特定できない範囲の情報を掲載しています。浮気調査や個人調査を考えている人の参考になれば幸いです。
調査の概要
結婚を前提につきあっている彼氏がいるが、彼らしき人がやっているSNSサイトを見ると、そこには別の女性の存在があったとのこと。SNSが彼のものであるかを調べ、本当に別の交際相手がいるか素行調査をして確認する。
依頼主の年齢:28歳
依頼主の性別:女性
総調査期間:4日間
料金:38万円
相談内容
28歳独身で、結婚を前提につきあっている彼氏がいるという女性からの相談です。彼氏とは1年間の交際期間を経て、お互いが結婚を意識している状態とのこと。しかし、女性がパソコンのSNSサイトを見ていると、彼氏らしき人が書いた文章が載ってたそうです。
年齢や居住地、趣味や経歴などがプロフィールにあり、名前は普段お互いが呼び合っているニックネームで登録されていたとのこと。そこには、自分とは別の女性とデートや飲み会をしている写真が掲載されていて、顔は映っていなくとも、体つきや服装で彼と判断できたそうです。
女性はそのSNSを見たことは彼には話さず、直接、依頼してきました。「結婚を意識しての交際だけに、別の女性とつきあっているのが本当であれば、結婚はやめたい。」彼への結婚調査をお願いしたいという相談です。
調査内容
まずは依頼者の女性から、彼の情報をすべて聞き、SNSに登録されているプロフィールとどれだけ一致するか確認しました。すると、それぞれの情報は別人とは思えないほど一致する点が多かったため、調査員はSNSを元に彼に対する素行調査を実施しました。
SNSには、別の女性とのデートの様子が書かれており、「次の○曜日は○○へ行って楽しんでくる!」などの予定まで入っていました。調査員はその情報と彼の休日が一致することを確認。
調査員が彼に対する素行調査を実施すると、予想どおりSNSに記載された予定の日に、別の女性とデートしているのがわかりました。ドライブや食事、映画を観るなど、明らかに2人が恋人関係であることがわかったため、その日の様子を記録し、依頼者の女性に報告しました。
調査を終えての感想
明らかな二股交際だったことが判明し、女性はすぐに別れて新しい恋人を探すことにしたようです。SNS上で自分を表現することは、もろ刃の剣とでも言えるでしょうか。
ネットが日常生活に欠かせないものであることは確かですが、恋人を探すことができる場合もあれば、別れの原因になってしまう場合もあります。
バレていないと思いこみ、ネット上で別の自分を表現しすぎたことが、二股交際発覚の原因となりました。
記事の担当
探偵事務所 元調査員:野村雄二
大学卒業後に警備会社に就職。その後大手の探偵事務所に転職し、調査員として300件以上の浮気調査、企業調査、素行調査、結婚調査などを担当。探偵として一人一人のお悩みに向き合いながら、多くの調査をして相談者を解決に導く。10年以上に渡って勤務し、現在はその経験を活かして探偵に関する情報提供やコンサルティング、ライティングなどに従事している。2016年から探偵ポータルの編集長として探偵に関する記事を担当している。