探偵事務所に勤務していた経験をもつ野村雄二が実際に担当した調査の事例を紹介します。守秘義務があるので個人が特定できない範囲の情報を掲載しています。浮気調査や個人調査を考えている人の参考になれば幸いです。
調査の概要
現在つきあっている女性がいて、婚約プロポ―ズしようかと考えているとのこと。しかし、彼女はノリの良い女性で交友関係がとても広い。
彼女の素行を調査し、他に交際している男性がいないかを調査するとともに、私生活に問題がないかを確認する。
依頼主の年齢：29歳
依頼主の性別：男性
総調査期間：4日間
料金：31万円
相談内容
彼女にプロポーズしたいと考えている男性からの結婚調査です。彼女とはつきあって2年になるようですが、彼女の交友関係が広く、他につきあっている男性がいないか心配だという相談でした。
彼女は依頼主の男性と性格的にタイプが違い、ノリが良く明るくてとても活発。それだけに交友関係が広く、依頼主の男性がまったく知らない男友達も多数いそうだとのこと。
今後、結婚したとして本当に夫婦を続けていけるか、他の男性と関係をもつような可能性はないか心配なため、調査してほしいとの依頼でした。
調査内容
彼女に対する素行調査を行い、生活や交友関係などを調べていきました。男性と会ってデートしているのは月4～5回程度で、それ以外はほとんど仕事をしている様子。
仕事へ向かうところから、仕事中の様子、退社後から帰宅までの様子を確認して、彼女の行動を見ていきました。
確かに退社後などは会社の友達と食事したり飲みに行ったりと、交友関係は広そうで、その中に同僚の男性も含まれてはいます。しかし、特定の男性と仲が良い様子はなく、あくまで友人としてのつきあいであると判断できました。
彼女は会社の中で広報の業務を担当しており、快活な口調でいつも仕事の関係者と打ち合わせをしている様子が確認できました。
また、休日などは買い物をしたり食事したりと、男性と会っていない時間の様子も確認。ここにも問題は見当たらなく、結婚後に何らかのトラブルに発展しそうな様子はないと判断できました。
男性にはその事実を報告して、納得してもらい結婚調査は終了しました。
調査を終えての感想
この調査でも、男性が結婚を意識し始め、いよいよプロポーズの段階の直前になって悩んでしまったようです。
婚期の前には男女ともにナーバスになり、結婚調査を依頼する方がいます。
この事例では、男性と女性の性格的な違いがあったこと、さらに職種が違っていたことが悩みの原因になったようです。
男性は普段、接客などは担当せず、会社内で仕事をしている業務。一方で女性の方は広報業務であり、会社の内外の関係者と折衝する役目を担っているため、必然的に弁がたち、社交的であることがわかりました。
それぞれの環境の違いが、対人的な部分で差を広げて、男性側が不安になってしまったようです。
記事の担当
探偵事務所 元調査員：野村雄二
大学卒業後に警備会社に就職。その後大手の探偵事務所に転職し、調査員として300件以上の浮気調査、企業調査、素行調査、結婚調査などを担当。探偵として一人一人のお悩みに向き合いながら、多くの調査をして相談者を解決に導く。10年以上に渡って勤務し、現在はその経験を活かして探偵に関する情報提供やコンサルティング、ライティングなどに従事している。2016年から探偵ポータルの編集長として探偵に関する記事を担当している。
