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夫に黙って浮気相手と不倫旅行に行った女の浮気調査

最終更新日:

浮気調査の様子

探偵事務所に勤務していた経験をもつ野村雄二が実際に担当した調査の事例を紹介します。守秘義務があるので個人が特定できない範囲の情報を掲載しています。浮気調査や個人調査を考えている人の参考になれば幸いです。

調査の概要

奥さんが浮気をしているようなので相手を確かめてほしいとの依頼。旅行と言いつつ浮気相手と会っているようなので、奥さんが宿泊で出かける時に追跡調査を行い、浮気の実態があるかどうかを確認する。
依頼主の年齢:56歳
依頼主の性別:男性
総調査期間:3か月
料金:38万円

相談内容

奥さんが浮気をしているらしく、実家に帰ると言っては浮気相手の男と会っている様子。最近、宿泊が多くなっているので、その時に必ず相手と会う。追跡調査をして浮気の実態を確かめてほしいという相談。

依頼者である旦那さんは、相談の際に言葉がきつく、自分の言うことを聞かない奥さんに対してかなり怒っている様子でした。以前から夫婦仲は冷え込んでいたようですが、話を聞くと奥さんをかなり束縛していた様子でした。

夫婦仲が悪くなった原因がすべて奥さんにあるとは限りませんから、調査員はそのことも踏まえて相談を受け、浮気調査を実施しました。

調査内容

旦那さんからの連絡を待ち、奥さんが両親の面倒を見ると言って実家に帰る日時を教えてもらい行動調査をしました。奥さんの実家はかなり遠方にあり、調査員は出張調査を実施して奥さんを追跡。

すると旦那さんの予想どおり、空港に迎えに来たのは年齢は60代前半くらいの初老の男性でした。旦那さんと連絡をとると、奥さんの親族ではないということが判明。すぐに2人を追跡すると、車に乗り込み近くのレストランで食事をして、午後からは温泉に入って休憩し1日を過ごしました。明らかに浮気と思われ、2人が親しい間柄だということがはっきりしました。

調査は3日間に渡りましたが、奥さんと男性がラブホテルに出入りするなどの様子は見られず、「不貞の証拠」を掴むことはできませんでした。しかし、3日間のうち2日間は奥さんと男性がデートをしている現場を撮影できたので、2人が不倫関係にあると類推させる情報を得ることができました。

その2か月後、奥さんが再び実家に帰るといって男性と会っている様子を確認。やはりラブホテルへの出入りはなく、温泉などを利用してデートを繰り返していました。これをもって浮気とは断定できませんが、両親の面倒を見るということが半ば嘘であることや、恋仲である親しい男性と1日を過ごしているという事実が判明しました。

「不貞の証拠」はとれなかったものの、旦那さんはこれ以上の予算はかけられないと調査の打ち切りを提案、結果には納得してもらうかたちになりました。その情報をもって調停に訴える準備に入りました。

調査を終えての感想

この調査には後日談があり、旦那さんは調停に訴えて慰謝料などを請求したようです。しかし、実は奥さんが浮気をしていたのには大きな理由がありました。旦那さんのモラハラや軽度の暴力などが夫婦仲が悪くなった原因で、その相談にのってくれた男性と恋仲になったのです。

奥さんは調停でその事実を訴えたため、旦那さんが請求した慰謝料は希望どおりの金額にはならず、財産分与にも大きな影響を及ぼしました。裁判で認められる離婚理由には「配偶者の不貞行為」「婚姻を継続しがたい重大な事由」などがありますが、奥さんは後者を理由に調停で主張し、立場を五分五分くらいに持ち込んだようでした。

浮気を類推させる事実はあったものの、奥さんもこれまでの夫婦生活に耐えかねての行為だったようです。調停では原告が必ず有利になるとは限りません。夫婦といえど相手を論破できるだけの証拠をもって主張した方が有利に話を進めることができるのです。

記事の担当

探偵事務所 元調査員:野村雄二

大学卒業後に警備会社に就職。その後大手の探偵事務所に転職し、調査員として300件以上の浮気調査、企業調査、素行調査、結婚調査などを担当。探偵として一人一人のお悩みに向き合いながら、多くの調査をして相談者を解決に導く。10年以上に渡って勤務し、現在はその経験を活かして探偵に関する情報提供やコンサルティング、ライティングなどに従事している。2016年から探偵ポータルの編集長として探偵に関する記事を担当している。

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