探偵事務所に勤務していた経験をもつ野村雄二が実際に担当した調査の事例を紹介します。守秘義務があるので個人が特定できない範囲の情報を掲載しています。浮気調査や個人調査を考えている人の参考になれば幸いです。
調査の概要
奥さんから夫婦の愛情が感じられなくなったという旦那さんからの依頼。収入もあり生活は安定して仕事も熱心にしているが、奥さんは自分以外の誰かを気にしているような素振りが見られるとのこと。
奥さんに浮気相手がいる場合は、事実確認をして証拠をおさえる。
依頼主の年齢：34歳
依頼主の性別：男性
総調査期間：7日間
料金：36万円
相談内容
奥さんがこれまでと態度が変わってきており、夫婦としての愛情を感じなくなってしまったとのこと。旦那さんは収入も安定していて、生活の面で不便な思いはさせていないとおっしゃっていました。
しかし、奥さんが仕事へ行く際の服などが以前とまったく違って、どんどんオシャレになっている様子。仕事には不必要と思われるようなメイクをしたり、アクセサリーをつけている様子。旦那さんは浮気の兆候かもしれないと思い、証拠があればとってほしいと相談してきました。
調査内容
奥さんは企業で働くキャリアウーマンで、容姿端麗で男性の目を引くような女性でした。夫婦とも収入が多く、セレブな生活をしている状態です。
仕事では外出することが多く、関係企業との交渉や営業などを担当してますが、その際に必ず男性スタッフが同行しているのを確認しました。2人は仕事以外では会うことはありませんでしたが、奥さんの様子から、その男性スタッフに好意を寄せているのが見てとれました。
他の男性と接する時には見せない笑顔やわずかな緊張、時折、ほおを赤らめながら笑う様子などがわかりました。浮気ではなくとも、旦那さん以外の人を好きになっていると推測できるような状態です。
7日間の調査を行い、奥さんの職場の女性スタッフの方と接触することに成功。それとなく話を聞いてみると、友人としての相談を受けていて、「好きになってしまった人がいる」ことを告白していたようです。
調査を終えての感想
奥さんは浮気をしてはいませんでしたが、明らかに他の男性に心奪われていたようです。旦那さんには調査結果ととともに、その事実を告げましたが、かなり落胆していた様子でした。
ただし、旦那さんが調査を依頼したことで、奥さんの状態がわかったため、浮気を阻止することは可能になります。
浮気も事前に調査しておけば、「関係を持ってしまう前に」歯止めをかけることができるため、「兆候があったら依頼する」ことも大切です。
記事の担当
探偵事務所 元調査員：野村雄二
大学卒業後に警備会社に就職。その後大手の探偵事務所に転職し、調査員として300件以上の浮気調査、企業調査、素行調査、結婚調査などを担当。探偵として一人一人のお悩みに向き合いながら、多くの調査をして相談者を解決に導く。10年以上に渡って勤務し、現在はその経験を活かして探偵に関する情報提供やコンサルティング、ライティングなどに従事している。2016年から探偵ポータルの編集長として探偵に関する記事を担当している。
