友人が不倫をしていました。それを知ったのは、全て終わった後です。私は友人を軽蔑しましたが、相手も中々のクズだったので、ここに書こうと思います。
そもそも友人は、その人が既婚者であることを知らなかったそうです。ちなみに友人は独身で彼氏もいませんでした。彼に振られたばかりで傷心中だったのです。
そんなときに現れたのが、彼でした。
彼とは一度会っていて、好きとかそういうのは別にしてかっこいいと思っていたため、会おうと言われたときは嬉しかったそうです。そうやって食事のデートを重ねていったそうです。
そうしたらなんと、ホテルに誘われたというではありませんか。これはやはり、大人の関係を疑ってしまいます。無理もないでしょう。
そうして友人はホテルに行きました。きっと食事だけだと自分に言い聞かせていたみたいですが、もちろん食事の後のことも考えていたそうです。それは無理もないと思います。
そうやってわけも分からずドキドキしていたらなんと、自分は妻帯者だと急に告白されていたというのです。嫌なら帰ってもいい、だけどそれでも受け入れてくれるなら部屋に行こうと言われたというのです。
なんか台詞として臭いなと思ってしまったのですが、そのときの友人は既に彼のことを好きになっていたので、部屋に行って関係を持ってしまったというのです。
これが不倫になるということはもちろん分かっていましたが、奥さんとはもう少しで離婚するというのを聞かされたので、それを信じたということです。それにしてもなと思ったのですが、そのときはお酒も飲んでいたというので、勢いが勝ったのかもしれません。
それから、付き合うようになったということです。ですがある日、彼が別の女性と手を繋いで歩いているところを見たというではありませんか。
友人はそのとき、奥さんの機嫌をとっていると思ったというのです。なんという都合の良い解釈と思ったのですが、まあそんなものなのでしょう。
ですが、別の日には別の女性と歩いていたというではありませんか。結果から言うと、みんな不倫相手らしいのです。奥さんと思った人も奥さんではなかったのです。ちなみに奥さん、単身赴任でほとんど会えていないということでした。その間に、色んな人と不倫をしていたというのです。
友人はそれで吹っ切れるのかと思いきや、もうやけくそだったのかは分かりませんが、付き合いを続けたというのです。大人の関係もやめなかったというのですから驚きです。ただ、いつの間にか友人はその関係に冷めてしまったというのです。
そのきっかけは、少しふざけて、奥さんと別れて私と一緒になる気はあるかと聞いたというのです。少しでも考えてくれたらなと思ったそうですが、それはないと即答されたようです。じゃあなんでこの関係を続けているのかと聞いたら、体の相性が良いからとまたしても即答したようです。
これに呆れて、友人は別れを告げたということです。ですが、彼からの連絡はそれから何度か来たそうです。
その内容は、また会いたい、別れたくないというなんとも女々しい内容で、友人も完全にそれで冷めたらしいです。すっぱり連絡が来なくなったほうが、まだ良かったのにと言っていました。
まあ、不倫と分かっていて関係を続けた友人もどうかと思いますが、こんなクズ男も中々いないなと思いました。そのクズ男は結局数人と不倫の関係だったらしく、全員体目当てだったということです。こうなると最早依存症です。
小説でも中々いないようなクズだなと思いましたが、こういう人は実際にいるんですね。ちなみに、友人がこの関係をやめられなかったのは、友人がドSで相手がドM、かなり癖になったからとのことです。