浮気の証拠をつかむ前に調査をしていることを暴露して調査が失敗してしまったケース

トラブルの概要

50代の旦那さんが浮気をしたケースで、奥様が探偵事務所に浮気調査を依頼し、離婚の準備を始めました。

旦那さんは週1回のペースで女性のアパートに行き、一緒に時間を過ごすような状態です。奥様はこの事態をうすうす気づいていましたが、アパートの場所などははっきり分からず、調査を依頼しました。

調査員は週末に浮気調査を実施し、すぐに女性のアパートをつきとめました。しかしながら、1回目の調査では旦那さんの車がアパート付近の駐車場に停めてあるのを確認したのみで、2人が部屋に出入りする現場をおさえることはできませんでした。

奥様もアパートの場所がわかったため、この日は短時間で調査を打ち切り、次回のチャンスを待ちたいと連絡してきました。調査員は撮影したデータを奥様に渡し、協議や調停でどのように使うべきかアドバイスをしました。ところが、奥様は「浮気してるのはわかってる!証拠は持ってる!」と旦那さんに詰め寄ったのです。

これに対して旦那さんは「女性からの相談を受けたためにアパートに行き、仕事の話をした」と言い切って浮気を否定しました。

もちろん、女性のアパート付近に旦那さんの車が停まっているからといって、浮気になるはずがありません。奥様は動揺のあまり、手にしたデータを証拠と勘違いして、調査員のアドバイスを聞かずに旦那さんに浮気調査をしていることを言ってしまったのです。

旦那さんは以降は警戒してうかつに女性と会うことはなくなります。その後、奥様から連絡をいただき、再調査を試みましたが、旦那さんと女性が一緒にいるところを確認することはできませんでした。

奥様は調査員に対して、今後どうすればいいかと怒りをあらわにしましたが、浮気調査は1度バレてしまうと、対象者の警戒心がなくなるまで次のチャンスはないことを説明され、理解したので、調査を一旦終了することで合意しました。

トラブルの原因

奥様が動揺と怒りのあまり、浮気調査から離婚までの経緯について理解せず、また、調査員のアドバイスを聞かずに「浮気の証拠は持ってる!」と暴露してしまったことがトラブルの原因です。

こういったケースは非常に多く、情報を手にした瞬間「離婚の調停で勝てる!」と思いこんで言ってしまうことがあります。浮気問題に直面した時には、冷静さを欠いているため、「これからの法的な戦略」を考えずに言葉や行動に出してしまうことがあります。

これは浮気調査をしている段階では絶対のタブーです。浮気調査によって得られた証拠は「協議、調停、裁判で使うべきその時に使う」べきであり、それまでは水面下で法的な戦略を練る必要があります。

トラブルの対策

浮気調査の際は「調査から離婚・復縁までが一連の流れである」ことを理解し、調査員や弁護士のアドバイスなどをきちんと聞くことです。

浮気調査は水面下で行い、法的に戦うための準備をすることですから、調査で得られた結果は安易に口にしてはいけません。

このケースでは、1回目の調査では浮気の証拠である「不貞行為の事実」を推測できるような情報をとることができていませんから、2~3回にわたる調査が必要になります。

そういったことを理解し、弁護士や調査員と連携して問題を解決していくべきです。

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